メガドライブのゲームパッド端子を利用したシリアル通信

メガドライブのゲームパッド端子はシリアル通信機能を持っています。

ハードウェアで対応しているボーレートは4800、2400、1200、300bpsです。

ここでは1Pにゲームコントローラ、2Pにシリアル接続を想定した画像を使用しています。

●PCとメガドライブを接続するハードウェアを用意します。

●必要なもの

・メガドライブ本体とシリアル通信対応ソフトウェア(エバードライブなどのフラッシュカートリッジ)

・USB TTL シリアルコンバータ(ロジックレベル5Vサポートのもの)

・ジャンパワイヤ3本(メス~メス)USBシリアルコンバータとセットで販売されている場合があります。

メガドライブのシリアル通信は電圧レベルが5Vなので、ロジックレベル5VをサポートしているUSBシリアルコンバーターを用意します。

正規のFTDIのFT232RLというチップを使った製品が信頼が高いと思います。

偽物のFT232RLを使った製品はドライバが問題になる場合があるそうです。

 

これが本物のFT232RLか不明ですが自分が購入した製品です。 

https://www.amazon.co.jp/dp/B07BBPX8B8/

この商品のようにロジックレベル5VがOKで、ケーブルもセットになっていればすぐに接続が出来ます。

 

ちなみに以前、CH340Gという中華チップの安物(3個で500円ぐらい)シリアルコンバータを使用しましたが問題なくwindows10で動いていました、なので大抵のものは動くのかもしれません。

 

あと、シリアル通信といえばRS-232Cですが電圧レベルが12Vなので、メガドライブと通信をするにはMAX232などのチップを使って電圧を変換する必要があります。

 

その他にUSBやコントローラの延長ケーブルがあると便利でいいと思います。

 

●ハードウェアを接続する

メガドライブ本体のゲームパッド端子

メガドライブ本体のゲームパッド端子とUSBシリアルコンバータを3本のジャンパワイヤで接続します。

USBのTxをMDのRxに接続、USBのRxをMDのTxに接続、GNDをそれぞれ接続。

この画像のように送信と受信をクロスして接続します。

●接続テスト用ソフトウェアのダウンロード

Serial to Text

このソフトはメガドライブ本体の2P端子を利用したシリアル通信のログをテキストで表示します。

TeraTermなどの通信ソフトでメガドライブへテキストを送信できます。

ゲームパッドのABCいずれかのボタンを押下でメガドライブ側からテキスト送信できます。

接続テストにお使い下さい。

開発者向けにSGDK1.34用のソースコードが入っています。